ケース1) 「年収も欲しいけど・・・どうなんでしょうかね?」(迷ったときの決め手・その2)

コンサルタントを始めた頃の私が担当した、求職者の加藤さん(仮名)。
求職活動ははたして成功したのでしょうか・・・?

二社の面接も終わり、条件も出てあとはどちらに入社するか結論を頂く予定になっている朝の事です。
加藤さんからの電話に私が出てみると・・・

加藤さん:「すみません、実は言わなかったんですけど、自分で他の会社も受けていましてね・・・迷っちゃってまして~」

どうも年収を考えて、ドラッグストアも当たっていたとの事で、かなり年収も良さそうな感触だったとの事。 当然そこそこの年収を提示されたとの事でしたが…ご自身も悩んでいる模様なのが声で分かってきます。

加藤さん「ちょっと・・・相談に乗ってもらえますかねぇ?」

早速、私は加藤さんと会う約束をしました。

久々にあった加藤さんの表情は内定を何社ももらっている安堵感と、どうすればいいか迷っている不安感の双方が入り混じったような複雑な顔でした。
加藤さんとしては以下のような考えがあるとのこと。

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1)子供が小さいので年収は高い方が良い
 ⇒調剤薬局は年収が低く出る。そこでドラッグストアを考えた。
 
2)しかし子供が小さいので、成長も見守りたい。
 できるだけ、授業参観等付き添ってやりたい。
 ⇒ドラッグストアは時間が不規則だからなかなか難しい。
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どっちかを取るとどっちかを犠牲にする、典型的な迷いのパターンです。
緊張した雰囲気の中、加藤さんと私はこんなやり取りを行っていきました・・・

私:「やはり年収は大切ですからね・・・」
加藤さん:『ええ、しかし子供のそばにもいてやりたいんですよね・・・』
私:「んー・・・それですとドラッグでは規則正しく勤務は出来ないですから・・・」
加藤さん:『難しい所ですよね・・・』

私:「ここは、加藤さんが何を重視するかで結論が変わってきます。
 ただもしお子様の事を考えるのであれば、時間が不規則な職場は私はお勧めはできかねます・・・」

・・やはり、お子さんの事は気がかりなのでしょうか。少し加藤さんの表情が緩んだような気がしてきます。
加藤さん:『どっちが大切だと思います?年収と、子供と・・・?』

私:「・・これは加藤さん次第です。私はけして押し付ける事はございません。 ただ…一つ言わせていただくなら、お子さんの成長を見守るお父さんなら、近くにいてあげたいと思いません?
 参観日に、お父さんが来たら、きっとお子さんも喜ぶと思いますし・・・
 けして、お金だけで測れないものもあるのではないかな、と思います。」

『・・・コーヒーでも飲みません?』 ・・・加藤さんの表情がかなり明るくなっていました。
何を一番大切に考えていたか、正解がはっきりと見えてきたのでしょうか。
加藤さんの表情を見て、私もほっと一息。

…結局、私がご紹介した調剤薬局の案件に就職した加藤さん。
年収はわずかに下がりましたが、ご自宅の近くできちんと帰ることの出来る薬局に勤める事が出来、かつ、お子さんとの時間をきちんと取る事ができるようになった、と後で満足そうに話されていました。


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お仕事を探される際にはどうしても、お給料や勤務時間、休日といった
実利的な面を追及される方が多いものです。
しかし、この加藤さんは実利的な面よりももっと大切なものを選んだのでした。
「家族」です。
やはり、ご家庭をお持ちの方にとって、「家族」はかけがえのないものです。
その成長を近くで見守りながら、キッチリ仕事をしていくこと。

もしドラッグストアを選んでいたら、年収は満足できても家族の方との
時間をとることはままならなかった事でしょう。

目に見える条件も大切ですが、それよりも大切なものを追い求めて求職活動が
できる、そんな活動を行っていきたいものですね。


人材コンサルタントに、相談してみませんか?
ご自身で探すよりも、もっと良い結果が、見つかるかもしれませんよ!


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